たかの友梨ビューティクリニックによる、公益通報者への不利益取り扱い・不当労働行為に対し抗議し、記者会見で発表しました。

私たちエステ・ユニオンは、8月28日(木)に、「たかの友梨ビューティクリニック」による、公益通報者への不利益取り扱い・不当労働行為に対し抗議し、記者会見を行いました。今回は、記者会見をするに至った経緯をご紹介したいと思います。
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・労働基準監督署への申告
私たちエステ・ユニオン「たかの友梨ユニット」のメンバーは、会社に対し、スタッフの働き方の改善のため何度も話し合いを行ってきました。しかし会社は、スタッフが抱える実情を十分に理解してくれず、改善に応じてくれませんでした。
そのため私たちは、会社の抱える労働基準法違反に関して、労働基準監督署への申告を行いました。その結果、労働基準監督署からは是正勧告を出していただきました。こうした申告も、たかの友梨ビューティクリニックに「業界No.1の女性が働きたい企業になってほしい」という思いで行ったことでした。
・社長による不当労働行為
しかし社長である髙野友梨氏は、申告を行ったメンバーがいる店舗に直接現れ、同店の全スタッフが見ている中で、そのメンバーに対してユニオンの話し合いや労基署への申告を行ったことについて非難しました。また、ユニオンの活動を非難する文章を全店舗にFAXにて送付することも行っていました。
そして髙野友梨氏は残業代未払いなどの事実を認めながらも、メンバーに対して「(労基法通りにやれば)潰れるよ、うち。潰してもいいの」と述べていました。
スタッフがたかの友梨が全スタッフにとって働きやすい会社になれば、と勇気をもって改善を求めたことに対し、髙野友梨氏がこうした発言をされたことはとても残念です。
また、ユニオンに対する言われのない非難は、ユニオンに加入して働き方の改善を目指す方々の権利を侵害するもので、不当労働行為という違法行為にも当たります。
・記者会見とその目的
髙野友梨氏の不当労働行為に対し、私たちは会社に対し抗議文を送り、話し合いの場で事実関係を認め謝っていただくように求めました。今回のような行為が許されてしまえば、会社に対して働き方の改善を言い出しづらくなってしまいます。そこで、労働環境の改善を求めたスタッフに対し精神的な圧迫や不利益な取り扱いを行うことはできないということを、今回の問題を多くの方に知っていただき応援をいただくことで会社にも理解してもらうために、記者会見にて公にすることにしました。
また、エステ業界の大手企業であるたかの友梨がこうした法律違反の行為を行ってしまうと、少なからず、同業他社にも影響を与えてしまうという懸念もあります。一方で、たかの友梨が改善して働きやすい会社にしていくことができれば、同業他社で改善を願う方々にとっても、大きな希望になるかと思います。たかの友梨が働きやすい会社に変わっていくよう、ご支援をいただけますようお願いします。
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28日はたくさんのメディアの方々に集まっていただきました。今回の発信により、多くの方から注目を集める中で、会社が改善への道を歩みだしてくれることを願っています。
多くの女性を幸せにするエステティシャン自身が幸せになれる会社や業界を実現していくためにも、今後は一切、公益通報者に対して、不利益な取扱いをしないと約束してもらいたいとも思っています。
以上のようなことを目指して、私たちエステ・ユニオンは会社と今後も話し合いを続けていきます。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

たかの友梨ビューティクリニックによる、公益通報者への不利益取り扱い・不当労働行為に対し抗議し、記者会見で発表しました。 への1件のコメント

  1. うにゃ

    経営者は労働法規を知らない人が多いと思う。有名な経営者もお金を数えることで頭がいっぱいなんだろう。
    全ての女性を美しくするのが使命だとこの経営者さんは言っていたけど。
    結局は封建時代の女王様だったってことだね。従業員さんの権利を守るためにユニオン様には頑張ってほしい。
    右傾化保守化の流れを止めてほしい

    返信

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