11月16日(水)に、厚生労働省記者クラブにて、「ダンディハウス/ミスパリ」へ労働基準監督署から出された是正勧告について、記者会見を行いました。
以下のメディアに取り上げていただきましたので、ブログにまとめてご報告します。今回の是正勧告では、国という公的機関が、「ダンディハウス/ミスパリ」の休憩の未取得、残業代不払い等について、明確に違法と判断しています。
同様の問題は静岡の店舗以外にも広がっている可能性がありますので、職場の働き方に「おかしいのでは?」と疑問を感じる全国の「ダンディハウス/ミスパリ」従業員の方は是非ご相談ください。同様に改善することが可能です。
(1)NHK
エステサロンが残業代未払い 労基署が是正勧告
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161116/k10010771541000.html
全国に展開するエステティックサロンの静岡県内にある店舗が、従業員に残業代の一部を支払わなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。
是正勧告を受けたのは、「男のエステダンディハウス」などのエステティックサロンを展開している「シェイプアップハウス」の静岡県内にある店舗で、元従業員の女性と労働組合のエステ・ユニオンが16日、記者会見しました。
それによりますと、この店では従業員からタイムカードを集めて実際の勤務が終わる前に一斉に打刻するなどして働いた時間を少なく見せかけ、残業代の一部を支払わなかったということです。
このほか、従業員に必要な休憩を取らせない違反も見つかり、労働基準法に違反したとして、ことし9月、労働基準監督署から是正勧告を受けたということです。
会見をした元従業員の女性は、多い月で64時間の残業をしていたのに残業代が支払われず、未払いの賃金は2年間でおよそ155万円に上るとしています。
シェイプアップハウスは、「是正勧告を受けたのは事実で、解決に向けて真摯(しんし)に対応しています」とコメントしています。
(2)TBS
エステ大手「ミス・パリ」 残業代一部未払いで是正勧告
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2917099.html
エステサロン大手の『ミス・パリ』本社と「エステティック ミス・パリ」の店舗が、残業代の一部を支払っていなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かりました。
労働組合によりますと、静岡市内にある「エステティック ミス・パリ」の店舗が今年9月、従業員に残業代の一部を支払っていなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けたということです。
この店舗で働いていた女性(20代)は「休憩も取れず、うとうとしながら仕事をする人もいた」「勤務時間の入力はまとめて上司が行っていて、開店前の準備などは勤務時間に含まれなかった」と訴えました。また、今年2月にはミス・パリ本社も是正勧告を受けていたことが分かりました。
ミス・パリは「是正勧告は事実です。解決に向けて真摯に対応しております」とコメントしています。
(3)テレビ朝日
エステ業界大手グループ会社の店に労基署が是正勧告
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000087965.html
エステ業界大手の「ミス・パリ」グループの会社が運営する店舗で従業員に残業代の一部が支払われていなかったなどとして、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かりました。
9月に是正勧告を受けたのは、ミス・パリグループの「シェイプアップハウス」が運営する静岡県内のエステ店です。元従業員の女性(20代)らによりますと、店では従業員全員のタイムカードが集められ、仕事が終わっていないのに一斉に終業時間を登録することで勤務時間を少なく見せ掛けていました。このため、残業代の一部が支払われていなかったということです。シェイプアップハウスは「是正勧告を受けたことは事実です。解決に向けて真摯に対応しています」とコメントしています。
(4)日本テレビ
残業代未払い ミス・パリグループに勧告
http://www.news24.jp/articles/2016/11/16/07346662.html
株式会社ミス・パリグループが運営するエステ店「ダンディハウス・ミスパリ」の静岡県の店舗で、残業代が支払われていなかったなどとして、静岡労働基準監督署が是正勧告を行った。
会見した元従業員(20代)は、閉店時間の2、3分前になるとアラームが鳴って、若手スタッフが全員分の勤務カードをまとめて打刻するなど、残業時間をカウントできない仕組みだったと証言した。
今年2月にもミス・パリ本社で是正勧告が行われたばかりで、「真摯(しんし)に対応している」とコメントしている。
(5)読売テレビ
残業代未払い ミス・パリグループに勧告
http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20227654.html
株式会社ミス・パリグループが運営するエステ店「ダンディハウス・ミスパリ」の静岡県の店舗で、残業代が支払われていなかったなどとして、静岡労働基準監督署が是正勧告を行った。
会見した元従業員(20代)は、閉店時間の2、3分前になるとアラームが鳴って、若手スタッフが全員分の勤務カードをまとめて打刻するなど、残業時間をカウントできない仕組みだったと証言した。
今年2月にもミス・パリ本社で是正勧告が行われたばかりで、「真摯(しんし)に対応している」とコメントしている。
(6)日本経済新聞
エステ大手、残業代不払い 静岡労基署が是正勧告
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16H9P_X11C16A1000000/
エステ業界で働く女性らでつくる労働組合「エステ・ユニオン」は17日までに、エステ業界大手「ミス・パリ」グループの「シェイプアップハウス」が運営する静岡県内の店舗で、残業代の不払いなど違法な労働があったとして、静岡労働基準監督署から9月に是正勧告を受けたと明らかにした。
労組の担当者が東京都内で記者会見し、ミス・パリの東京本社でも残業代の不払いがあったなどとして労基署から2月に是正勧告を受けていたことも明らかにした。
シェイプアップハウスは取材に「是正勧告を受けたことは事実。解決に向けて努力している」とコメントした。
会見に同席した静岡県内の店舗でエステティシャンとして働いていた20代の女性によると、営業開始30分前に出社し、土日は1時間ほど残業。残業代の一部が支払われなかった。タイムカードを終業前に集めて一斉に打刻し、勤務時間を短く見せかけていたという。
女性は「睡眠不足でうとうとしながら働き続ける同僚もいた。十分な休憩が取れ、正当な賃金が支払われるような環境にしてほしい」と訴えた。
ホームページによると、ミス・パリグループの従業員は1170人。「男のエステ ダンディハウス」などを展開している。
(7)産経新聞
エステ店で残業不払い 労基署が是正勧告
http://www.sankei.com/life/news/161116/lif1611160047-n1.html
エステ業界で働く女性らでつくる労働組合「エステ・ユニオン」は16日、エステ業界大手「ミス・パリ」グループの「シェイプアップハウス」が運営する静岡県内の店舗で、残業代の不払いなどの労働基準法違反で、静岡労働基準監督署が9月に是正勧告をしていたと明らかにした。
会見したエステティシャンの20代女性によると、営業開始30分前に出社し、土日も約1時間残業したが、上司が勤務表を作成するなどして、実際の勤務時間を短くしていたという。
ミス・パリの東京本社でも今年2月、残業代の不払いがあったなどとして中央労基署から是正勧告を受けていたことが判明。ミス・パリは「是正勧告を受けたことは事実。解決に向けて努力している」とコメントした。
(8)共同通信
「ミス・パリに是正勧告」残業代不払い、労組が公表
http://this.kiji.is/171565497066554876?c=113147194022725109
エステ業界で働く女性らでつくる労働組合「エステ・ユニオン」は16日、エステ業界大手「ミス・パリ」グループの「シェイプアップハウス」が運営する静岡県内の店舗で、残業代の不払いなど違法な労働があったとして、静岡労働基準監督署が9月に是正勧告をしていたと明らかにした。
労組の担当者が東京都内で記者会見し、ミス・パリの東京本社でも残業代の不払いがあったなどとして労基署から2月に是正勧告を受けていたことも明らかにした。
シェイプアップハウスは取材に「是正勧告を受けたことは事実。解決に向けて努力している」とコメントした。
※共同通信は全国の地方紙等に記事を配信しており、以下の新聞、ネットメディアにも掲載されました。
ロイター通信、デイリースポーツ、北海道新聞、福島民報、上毛新聞、千葉日報、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、福井新聞、山陰中央新報、高知新聞、徳島新聞、西日本新聞、宮崎日日新聞、長崎新聞、琉球新報
(9)毎日新聞
エステ大手に是正勧告
http://mainichi.jp/articles/20161117/ddm/041/020/144000c
(10)弁護士ドットコム
エステ「ダンディハウス」「ミスパリ」に労基署が是正勧告…休憩取れず、残業代未払い
https://www.bengo4.com/c_5/n_5362/
エステ業界大手ミス・パリのグループ会社が運営する静岡市の店舗に対して、静岡労働基準監督署から是正勧告が出されていたことがわかった。エステ業界の労働組合「エステ・ユニオン」と元社員の20代女性が11月16日、東京・霞が関の厚生労働省記者クラブで記者会見を開き、明らかにした。是正勧告は9月16日付。
是正勧告を受けたのは、ミス・パリのグループ会社シェイプアップハウスが運営する「男のエステ ダンディハウス」「エステティック ミスパリ」の静岡市内の店舗。エステ・ユニオンによると、勧告内容は、(1)休憩時間が法定通り取得できていないこと、(2)時間外労働に対する賃金が支払われていないこと。
元社員の女性は2013年4月、エステティシャンとして入社した。女性によると、定時(11時〜20時)以外も働いていたが、休憩時間は1日平均30分くらいしかとれず、さらに実労働時間をまったく加味していない労働時間記録の偽装がおこなわれていたという。女性は今年8月に退社した。組合の計算によると、過去2年間の未払い賃金は約155万にのぼる。
女性はこの日の会見で「会社には、社員が休憩がとれて、休日も休めて、仕事に集中できる環境にしていてほしい。長時間労働でうとうとしながら仕事をする光景もあった。100%の技術を提供できる環境を整えてほしい」と話した。
エステ・ユニオンの佐藤学さんによると、今年2月には、ミス・パリ本社に対して中央労働基準監督署から労働基準法に基づく是正勧告が出ているという。佐藤さんは「社内全体で汲み取られて改善に結び付けられていなかった。全社的な改善を求めたい」と語った。
シェイプアップハウスは、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、11月16日17時30分現在回答していない。