この間、ダンディハウス/ミスパリ元店長のCさんの問題について団体交渉(話し合い)を行っていましたが、先日円満解決をしましたので、ご報告します。
※参照
「ダンディハウス/ミスパリの元店長の方がユニオンへ加入し、団体交渉をしています!」
◆Cさんからのコメント
・解決してどうでしたか?
団体交渉ではこちらの主張をなかなか認めてくれないところもありましたが、最終的には納得出来る水準で解決できたので、良かったです。
・今後の会社に望むことは?
(クリックすると詳細が見れます)
女性が中心の会社なので、より子供を産み育てて長く働ける会社になって欲しいです。特に、団体交渉でも求めましたが、たかの友梨さんがエステ・ユニオンと結んでいる、「ママ・パパ安心労働協約」をミスパリでも結んで欲しいです。
というのも、今はミスパリでは法律のレベルしか時短勤務や残業の免除がされないので、基本的に時短勤務は3歳まで、残業の免除は6歳までです。しかし、「ママ・パパ安心労働協約」では、時短勤務は6歳まで、残業免除は12歳までと法律をかなり上回るもので、子供と一緒にいる時間を多く持てますし、素晴らしいと思います。
3歳で時短勤務が終わってフルタイム勤務といっても、実際にはまだ子供が小さく、フルタイム勤務は難しいので、退職を選択してしまう従業員もいます。女性活躍がさけばれる社会にもなってきているので、さらに子育てとの両立がしやすい労働環境の整備をしていって欲しいです。
◆Cさんの問題
1、労働時間について
①定時前に、朝準備(タオル作り、掃除、ベッドメイク、最初のお客様の準備、お花を生ける)、お客様の担当割り振り、1日の予定確認、コース追加の検討、レジ金合わせ(昨晩と今日の誤差確認)などの作業を行っており、30分から1時間ほど早出出勤をしていますが労働時間と認められていませんでした。
②定時後に、商品帳を見ながらの在庫チェック、顧客カルテの記入、締め作業(電源確認、掃除・ゴミ捨て、お花の整理、機械の片付け、メール返信、お金合わせ)などを行っており、30分から1時間ほど残業をしていますが、労働時間と認められていませんでした。
③これまでは出退勤記録については、基本的に月末に定時を入力させられていたため、実労働時間を把握されていませんでした。残業時間については、大雑把に上長が30分単位でつけていました。自身が上長の時は比較的実労働時間に近い時間で残業申請もできていましたが、結局30分単位の切り捨て入力であることには変わりありませんでした。
※会社はユニオンからの指摘及び労働基準監督署からの是正勧告を踏まえ、現在では新たな勤怠管理システムを導入し改善済みではありますが、Cさん勤務当時は労働時間を適切に把握していませんでした。
2、休憩時間について
①休憩が予約表上1時間(早番・遅番導入前は2時間)切られていない日がありますが、働いた分が労働時間と認められていませんでした。
②予約表上休憩時間になっている時間でも、サロンを出ることはできず、洗濯物をたたんだり、掃除、顧客延長・次の顧客の準備、練習、カルテ記入、電話対応などの業務をしていましたが労働時間と認められていませんでした。
3、休日について
過去に会社が行う検定・研修を休日に受けていますが、労働時間として認められていませんでした。
4、有給休暇について
これまで、ほとんど有給休暇をとることができず、上長次第で、申請が通ったり通らなかったりしていたので、従業員が有給休暇を自分の希望で取得できる環境を整備してほしいです。
5、賃金の未払いについて
早出・休憩・残業・休日の労働に対する賃金が払われていないので、支払ってください。
◆同じような問題はありませんか?
エステ業界で働かれている方で、上記のような問題がありましたら、ぜひ一度エステ・ユニオンにご相談ください。「これっておかしいのかな?」という小さな疑問でもかまいません。専門スタッフが問題を整理したり、解決方法についてアドバイスいたします。相談は無料、秘密厳守です。