私たちエステユニオンでは、エステ業界で働く方からの相談を受け付け、業界全体の働き方の改善に取り組んでおります。
その中で今回、私たちが重点的に取り組んでいるエステ業界の問題として紹介したいのが、「厳しいノルマ(目標)」の問題です。
様々なエステサロンで働く方からの相談を受けている中で、その少なくない方が化粧品や美容器具の販売に関して過度なノルマを設定されていることが分かっています。そのため、常にノルマ達成のプレッシャーを感じて、施術をしている間やその前後に強引な勧誘をしてしまうこともあります。
また、もしそのノルマを達成できなかった時には、差額分を自腹で負担するということもあります。売上の低い店舗では、店舗単位のノルマの達成率が低くなるため、高額の商品を購入させられるなどして、自腹の金額がより大きくなるということもあります。職場によっては、カードローンで数十万円の負担を強いられることもあります。
さらに金銭面での負担にとどまらず、目標の達成状況が悪ければ、タイムカードを打刻せず無償で働く「サービス出勤」を求められるということもあります。このような「自腹購入」や「サービス出勤」はもちろん違法な働かせ方で、改善するように求めることもできます。
こうした現状は、ノルマ達成のために実際に自腹購入をさせられ、エステの施術に集中できない状況に置かれている従業員の方はもちろんのこと、良質なサービスを求める消費者の利益を損なうものだと私たちは考えています。
そこで、私たちエステユニオンは、エステ業界におけるこのような「ノルマ」の減少に取り組んでいきます。
エステ業界で働いている方の中で、こうした厳しいノルマ、自腹購入にお困りの方はお気軽に私たちまでご相談ください。また、実際に働いている方でなくても、そのようなノルマや自腹購入についての話をお聞きになったことがある方は、是非私たちエステユニオンまで情報提供いただければ幸いです。
あなたの勇気ある一つの相談や通報がエステ業界全体の改善・発展につながります。ぜひお気軽にお問い合わせください。