〈エステサロン運営・株式会社ブルームと団体交渉〉未払い残業代の支払いを約束するも、問題発言を連発

株式会社ブルーム(http://bloom-jpn.net/)は東京、神奈川を中心に、「美u・p-SHOP(ビュップショップ)」「美肌専科るるる・・」「myQua GOKUBIDO(ミクア極美道)」「my beaute(マイボーテ)」などのエステティックサロンを16店舗展開しています。

この会社でエステティシャンとして長く働いていた元従業員のAさんがユニオンに加入して、会社へ団体交渉を申し入れ、先日1回目の団体交渉を行いました。

 

●長時間労働、休憩なし、自腹購入・・・ブルームの劣悪な労働実態

同社のサロンでは次のような労働問題がありました。

 

・月100時間の時間外労働、残業代の不払い

Aさんは、残業や休日出勤のため、最大で月100時間を超える時間外労働をしていました。これは過労死ライン80時間を大幅に超える殺人的長時間労働です。さらに、残業代の未払いが発生していました。

 

・休憩がとれない・・・お昼ご飯ですら10分程度

ブルームでは、休憩なしが当たり前。お昼ご飯も10~15分で、食事中も電話やお客様対応があればすぐに応じなければなりませんでした。これは、休憩時間なしと同じです。

 

・パワハラと、売り上げ達成のための自腹購入の強制

Aさんは上司からの強いプレッシャーを受けて、多額の自社商品・サービスを自腹購入させられていました。月末(売上が確定する最終日)の営業終了時間になって目標達成していないと、上司から「絶対に目標達成するように」「どうするの?」などと責めたてられます。このため、Aさんは自分で購入すると言わざるを得ませんでした。こうしたことはAさんだけでなく、社内で蔓延していました。

また、こうした上司の圧力は、パワーハラスメント(パワハラ)に該当します。

 

●第1回団体交渉で未払い賃金の支払いを認めさせることができました!

ブルームと組合との団体交渉が11月15日に開催されました。会社側からの出席者は、社長室室長の尾形さんら4名。組合からは、Aさんのほかに、他のエステ企業で働いていた組合員など3名が集まりました。

今回の団体交渉での一番の成果は、Aさんに対する未払い賃金の支払いに応じるという会社の回答を引き出したことです。法令を無視したずさんな賃金制度は、会社もすぐに認めざるを得ないのものでした。

 

●株式会社ブルーム、大丈夫??? 数々の問題発言

他方で問題発言もたくさんありました。株式会社ブルームは、Aさんの切実な訴えに耳を傾けようとしません。まさにブラック企業です。

 

・「就業規則に休憩1時間と書いてあるので休憩時間は取れている」?

Aさんはサロンで休憩が取れない実態を率直に話しました。入社以来、会社から一度も休憩を取るように言われたことがないこと、昼ごはんすらゆっくり食べられなかったこと、休むことで批判されるという社内の雰囲気があること・・・

ところが会社は「就業規則に休憩1時間と書いてあるので、取れているという認識」「休憩が取れてなかったと確認できない」というのです。規則に書いてあった通りに、あなた方が休憩をとらせていれば、何も問題はなかったのですよ。本当に腹立たしいです。

 

・強制的な自腹購入はなかったといいながら、購入履歴の開示を拒否
        ・・・怪しすぎる対応

ユニオンは、自腹購入分の返金と、Aさんの購入履歴の開示を求めました。

これに対して会社は、強制的な自腹購入はなかったと主張。そのうえで、購入履歴は見せられないというのです。

自腹購入の強制がなかったというのなら、会社が購入履歴を開示して、ひとつひとつについて強制的でなかったことを証明すべきです。ところが会社は購入履歴を出さないと言います。後ろめたいことがあるとしか思えません。

ユニオンのメンバーで根気強く要求すると、やっと会社は「開示するかを持ち帰って検討する」と言いました。

 

・パワハラ実態の訴えに対し、会社側「社内の告発制度を利用しなかったの?」

Aさんは、上司からのパワハラがどれほど辛かったかを必死で訴えました。会社側は「社内にはパワハラの告発制度があるが、Aさんは利用しなかったのか」「パワハラについて他の人に相談しなかったのか」などと言いました。それができるのなら、はじめからパワハラの問題など起きていないはずです。会社はパワハラがあったという事実に誠意を持って向き合うべきです。

 

●会社側は誠実に対応してください!

交渉の中で会社側は、「今回の申し入れを受けて、問題については正していきたい」とも話していました。実際に、未払い賃金の支払いを認めたり、Aさんの話をふまえて実態調査を行うことも最終的には約束しています。

会社側には、過酷な労働環境があったという元スタッフの訴えを受け止めて、ぜひとも真摯に対応してほしいと思います。

 

〈交渉に参加したAさんからのコメント〉

団体交渉の中で、休憩が取れなかったことや自腹購入させられていたこと、パワハラのことなどを訴えると、会社からは証拠を出せと何度も言われました。本当のことだから言っているし、嘘をつく必要なんてあるでしょうか。働いていた時、ノルマやパワハラで追い詰められて死ぬことまで考えました。会社には問題をきちんと受け止めてもらいたいです。働くスタッフに購入を無理強いさせることなく、ちゃんとエステができて、法律通りに働ける会社になってほしいです。

 

●株式会社ブルームやエステ業界で働く方へ

長時間労働や残業代不払い、自腹購入の強制などの過酷な労働環境にお悩みのエステティシャンは多いはず。

ブルームのサロンでは数々の問題がありましたが、今回ユニオンで会社に申し入れたことで、会社が非を認め、改善を行おうとしつつあります。今回のAさんのような問題は、ブルームのサロンで働くみなさんやエステ業界で働くみなさんに共通している問題だと思います。ユニオンは、会社に現場の実態を伝え、労働環境の改善を求めていきます。お困りのことがあれば、ぜひ一度ユニオンにご相談ください。相談無料、秘密は厳守します。

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