【追記・修正(12/11)】
12月12日(金)にたかの友梨ビューティクリニックを相手取った訴訟(東京地裁)の第一回期日が予定されていましたが、原告が訴訟を取り下げ、会社との和解に至りました。
今回の訴訟の主な争点であった産前産後休暇等の問題については、同社が女性の働きやすい職場環境作りに取り組んでいくということで、エステ・ユニオンと合意に至っています。
労使合意の内容については、今後労使で協議した上で、改めて正式に発表させていただく予定です。
傍聴による裁判支援の呼びかけや報告集会の開催も予定しておりましたが、こちらも中止とさせていただきます。ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
今後もエステ・ユニオンは、女性が出産後も安心して働き続けられる社会の実現を目指して取り組んでいきます。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
たかの友梨ビューティクリニックに対して、マタニティ・ハラスメントへの損害賠償と未払い残業代の支払を求めた裁判の第1回期日が、12月12日に決まりました。
12月12日(金) 11時30分〜
東京地方裁判所 527法廷
原告の女性は、10年近く正社員として勤めていましたが、会社に妊娠を伝えたところ、虚偽の説明により退職を迫られたうえ、妊娠中も時短勤務や業務変更をしてもらえなかったことにより、切迫早産に至りました。もともと長時間労働で休みが取れない職場だったことに加え、妊娠中も十分な配慮が無かったといいます。原告の女性は、今は育児休業中ですが、これまでの経緯から、復職しても子育てと仕事を両立できるのか、不安に感じています。
今回の裁判は、育休や産休が十分に取れないだけではなく、長時間労働や休憩が取れないなどの過酷な労働環境がマタハラになりうることを示唆しています。
女性は提訴時に「これから働く人や、今働いている人、産休を取る人のため、会社に変わって欲しい」と述べ、女性が働きやすいように、会社の体質改善を求めています。
裁判の概要について詳しくはこちら、陳述書全文についてはこちらをご覧ください。
皆様に傍聴による裁判支援をお願いします。多くの方が傍聴してくださることが、原告の女性の支えになります。傍聴は自由・無料です。裁判後には原告代理人弁護士による報告集会を予定しています。
私たちエステ・ユニオンは、今回の裁判支援を通じて、原告の女性の受けた身体的・精神的な苦痛について、同社の責任を問うことはもちろん、出産後も働き続けたいと願う女性がマタハラの被害を受けることがない社会を実現へと繋げていきたいと考えています。
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