11月15日に、8月に組合員のAさんがスイート・ピアを相手に申立てをした労働審判の第１回期日が東京地裁でありました。
また同日、同じく組合員Bさんが同社に対して申し立てた労働審判の第2回期日がありました。Bさんの労働審判の第1回期日が先月ありましたが、その日に会社が欠席したため、今回初めて会社側が出席しての期日となりました。
（労働審判は申立人ごとに個別の紛争として扱われるため、AさんBさんそれぞれで労働審判を行っています。）
労働審判については下記の記事も参照ください。
会社側は対立姿勢を崩さず 組合員「諦めずにがんばります」
Aさんの期日では、申立人であるAさんから、スイート・ピアでの働き方、賃金の制度についてや、去年の12月に組合との間で未払い賃金の支払いとパワハラについて謝罪することへ合意していたことなどを審判員へ説明しました。
これに対して、会社はこちらの主張に真っ向から対立し、合意は成立していない、固定残業代制度が有効なので未払いはないと主張しました。
また、店長からのパワハラについては、「本人が傷ついたというのを聞いたので団体交渉の中で謝罪したが、パワハラであったとは認めていない」と開き直る有様でした。
後半、和解についての協議を行いましたが、今日のところは合意に至りませんでした。
Bさんの期日でも、同様に会社の賃金制度等について双方が主張して、和解について協議しましたが、合意には至りませんでした。
次回期日は12月18日（Aさん）、12月21日（Bさん）となります。
会社側は対立姿勢を見せていますが、AさんBさんは諦めずに今後も頑張っていく意向です。会社にはきちんと非を認めて解決に応じてほしいと思います。
最後にAさん、Bさんのコメントを紹介します。
〈Aさんのコメント〉
労働審判をする事でちゃんとした決定も出ると期待していますが、パワハラについて開き直ってるのが許せないです。会社がちゃんと改善する事を願っています。
〈Bさんのコメント〉
ここまで色々時間をかけてきた分、良い結果になる事を願って頑張ります。
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